Tuesday, August 04, 2020 10:33 AM

郵便投票決定に法的措置も トランプ氏接戦州で危機感

 【ワシントン共同】トランプ大統領は3日、新型コロナウイルス感染拡大を受けてネバダ州が11月の大統領選で全ての有権者に郵便投票を認めたことに強く反発し、「訴えを起こす」として4日にも何らかの法的措置を打ち出す姿勢を示した。各州で郵便投票の動きが広がる中、接戦州であるネバダ州の対応に危機感をあらわにした。

 トランプ氏は記者会見で「二重投票があるかもしれないし、何だって起こり得る。不名誉なことだ」と述べ、郵便投票では正確な結果を期待できないと改めて主張。郵便局も対応できないと語った。郵便投票が増えれば若者や人種的少数派の投票率が上がり、自身に不利になると警戒しているもようだ。

 一方、全米の平均支持率でトランプ氏をリードする民主党のバイデン前副大統領は3日、郵便投票拡大を含め、有権者の安全確保が必要だとツイッターで訴えた。