Thursday, August 06, 2020 10:13 AM

トヨタ、コロナ打撃も黒字 74%減益、1588億円

 トヨタ自動車が6日発表した2020年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比74.3%減の1588億円となった。新型コロナウイルス流行で販売が落ちこみ、4年ぶりの減収減益となったものの、中国事業が好調だったほか経費圧縮が奏功。日産自動車が2855億円の純損失を計上するなど、スズキ以外の大手自動車メーカー全社が赤字に陥る中で黒字を死守した。

 トヨタの売上高は前年同期比40.4%減の4兆6000億円で4年ぶりの減収、本業のもうけを示す営業利益は98.1%減の139億円だった。

 トヨタは「販売の回復ペースが想定よりも速い」と説明した。ダイハツ工業と日野自動車を含んだグループ全体の21年3月期の世界販売見通しを上方修正し、5月に公表した890万台から910万台に引き上げた。前期比では13.0%減となる。(共同)