Thursday, August 06, 2020 10:15 AM

米次期大使、拉致問題重視 「日本の国民感情」指摘

 【ワシントン共同】次期駐日米大使に指名されたケネス・ワインスタイン氏は5日、上院外交委員会の公聴会に際して提出した書面証言で、北朝鮮による拉致問題について「日本の国民感情にとって重要な問題だ」と指摘し、重視する姿勢を示した。

 トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長とシンガポールとベトナム・ハノイで会談した際に「この問題を直接取り上げた」と改めて説明した。

 北朝鮮の核・ミサイル開発計画による脅威に対してはミサイル防衛を含めて日米が緊密に協力してきたと強調し、対北朝鮮国連制裁の完全履行に向けた圧力政策で「日本は恐らく、最も強力な仲間だ」との認識を示した。