Thursday, August 06, 2020 10:15 AM

入院死亡、海外より低め コロナ患者2600人解析

 国立国際医療研究センターは6日、新型コロナウイルスに感染した国内の入院患者約2600人のデータを解析し、死亡した割合が海外に比べて低かったと発表した。高齢者や喫煙歴がある人、男性、持病がある人は重症化しやすい傾向が裏付けられた。

 解析したのは、主に3〜6月の流行の第1波で感染した患者が対象で、国内の約230施設から登録された症例。国内の入院患者の分析としては最も多い。

 死亡した人の割合は7.5%で、英国の26%、米国のニューヨーク州21〜24%、中国28%に比べて低かった。理由として考えられる要因について同センターは国によって入院の基準に差があることや肥満や糖尿病の割合が日本の方が低いことなどを挙げている。(共同)