Thursday, August 06, 2020 10:15 AM

中国、通信事業制限を非難 米に「反対」、撤回要求

 【北京共同】中国外務省の汪文斌副報道局長は6日の記者会見で、米国が中国企業による米国内での通信事業の包括的な制限を目指す新方針を発表したことを受け「国家の安全を理由に中国のハイテク企業を抑え込む」狙いだと非難し「断固たる反対」を表明した。制限措置を取らないよう求めた。

 米政権は通信アプリ「微信(ウィーチャット)」など中国製アプリの使用禁止を検討。汪氏は、中国による組織的なインターネットの監視や通信傍受を否定し、米国の制裁対象となっている中国企業の「技術や製品は安全だ」と主張した。

 その上で米国による中国企業の制限は「ハイテク分野での独占的な地位を守る」政治的な意図があると批判。中国が科学技術分野での国際協力を継続する考えを示した。