Thursday, August 06, 2020 10:16 AM

米、対中通信規制で模索 新方針の実現策触れず

 【ワシントン共同】トランプ政権は5日、中国企業による米国内での通信事業の包括的制限を目指す新方針を発表したが、具体的な方策は示さず、実現の見通しは不透明だ。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」買収交渉でも方針が揺れ動き、通信分野の対中規制を巡り模索が続いているもようだ。

 ポンペオ国務長官は5日の記者会見で、信頼できない中国製アプリを米国内のアプリストアから排除するなど多岐にわたる方針を発表したものの、具体策や時期は明言しなかった。新方針に対する各国の対応も焦点となりそうだ。

 中国を世界の覇権を争う「競争相手」と見なすトランプ政権は、あらゆる面で中国への対抗策を打ち出す構え。