Thursday, August 06, 2020 10:16 AM

トランプ氏、討論前倒しを 郵便投票近づき焦り

 【ワシントン共同】11月3日の米大統領選に向け、共和党のトランプ大統領(74)は5日、FOXニュースのインタビューで、新型コロナウイルス感染への懸念から各州で広がる郵便投票を踏まえ、9月下旬から始まる候補者討論会の前倒し実施の必要性を訴えた。陣営は5日、討論会を9月第1週に開催するよう主催者の実行委員会に書面で要請した。

 陣営によると、9月4日のノースカロライナ州を皮切りに、各州で郵便投票の用紙配布が順次始まる。民主党のバイデン前副大統領(77)に支持率で劣勢に立つトランプ氏には、巻き返しの時間が限られることへの焦りがある。

 トランプ陣営は書面で、郵便投票で多くの票が投じられる前に「国の将来に向けた二つの競合するビジョンを聞く機会」を提供すべきだと主張。討論会を1回増やし計4回開催するか、10月22日の第3回討論会を9月第1週に移すよう求めた。