Monday, August 10, 2020 10:29 AM

プラごみやめて多言語動画 ウミガメ主人公に紙芝居

 レジ袋の有料化が始まり、注目が集まるプラスチックごみによる海洋汚染を子どもたちにも理解してもらおうと、日本語と英中韓ポルトガル計5カ国語の音声付き紙芝居が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。主人公は好物のクラゲと間違ってレジ袋を食べてしまったウミガメ。生き物の目線から汚染の深刻さを訴えている。

 紙芝居「うみがめマリンの大冒険」は現役の海上保安官が作者。ウミガメ「マリン」は夏休みの終わり、海に遊びに来てくれた子どもたちに会おうと町を目指す。大海原を泳いで移動する途中、マリンは異変を感じ病院に運ばれる。好物のクラゲと間違えてのみ込んでしまったレジ袋が原因だった。

 手術で命を取り留めたマリンは水族館に登場するまで回復。無事に古里の砂浜に戻り「ぼくだけでなく海の生き物たちは、みんな困っている。海を汚さないように一人一人の心掛けが大切」と、プラスチックごみを減らすよう呼び掛ける。(共同)