Wednesday, October 05, 2016 6:00 PM

「物価に過熱の兆し」 リッチモンド連銀総裁

 リッチモンド連邦準備銀行のラッカー総裁は5日、講演のために訪れたウェストバージニア州ハンティントンで「物価に過熱の兆しがある」と述べ、追加利上げを急ぐ必要があると訴えた。ロイター通信が伝えた。

 連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安としている個人消費支出(PCE)物価は、エネルギーと食品を除いたコア指数が8月に前年同月比1.7%上昇となり、目標の2%に近づきつつある。総裁はこのことを念頭に、将来の物価急騰を避けるため政策金利を上げておく必要があると強調した。(共同)