Thursday, August 13, 2020 10:05 AM

ベラルーシ救国戦線を結成 反体制派、政権奪取へ宣言

 【モスクワ共同】9日のベラルーシ大統領選で立候補を却下され、逮捕を避けるため国外に滞在している反体制派の元外交官ツェプカロ氏は12日、6選を決めたルカシェンコ大統領から政権を実力で奪取することを目的とした「救国戦線」の結成を宣言した。反政権の有力な動きに発展するかどうかは不明。

 ツェプカロ氏は、体制を打破するため抗議行動を継続するよう国民に呼び掛けた。

 ベラルーシ各地では12日夜もルカシェンコ氏の当選は不正だと訴える4日目の抗議行動が行われた。過去3日で6000人以上が拘束されたが、拘束者は日々減少傾向にある。内務省によると、西部ブレストでは治安当局者が「攻撃的な」市民に対して警告後に発砲し、1人が負傷した。