Monday, August 17, 2020 10:31 AM

安倍首相、日帰り検診 官邸、健康悪化は否定

 安倍晋三首相(65)は17日、東京・信濃町の慶応大病院に入り、約7時間半滞在して都内の私邸に戻った。記者団の問い掛けには「お疲れさま」とだけ語った。官邸側は首相が病院に入った際「休み明けの体調管理に万全を期すため、夏季休暇を利用して日帰り検診を受けている」と説明し、健康状態が悪化しているとの見方を否定した。ただ、首相は新型コロナウイルスへの対応で連続勤務が続き、政府、与党内では体調を不安視する声が出ており、受診は臆測を呼びそうだ。

 麻生太郎副総理兼財務相は17日夜、首相が6月20日まで147日連続で執務したことに触れ「あれだけ休まなかったら、普通だったら体調おかしくなるんじゃないの」と述べた。財務省で記者団の質問に答えた。

 首相は午前、東京・富ケ谷の私邸を出発して直接、慶応大病院に向かい、10時半ごろから午後6時ごろまで滞在した。首相は16日から公務を入れておらず、18日まで3日間は夏休みとして静かに過ごすとみられる。(共同)