Wednesday, October 05, 2016 6:02 PM

アフガン支援に152億ドル 日本1割、治安・開発向け

 ベルギー首都ブリュッセルで開かれたアフガニスタン復興支援国際会議は5日、国際社会が2017〜20年で総額152億ドル(約1兆5700億円)を支援するとした共同声明を発表し、閉会した。日本は治安対策や開発分野への支援として最大1600億円の拠出を表明した。

 会議を共催した欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は、閉会後の共同記者会見で「国際社会はしっかりとアフガンの人々に寄り添うという良い知らせだ」と強調。アフガンのガニ大統領は「われわれのチームワークが認められた」と予想を超える規模の支援を歓迎した。

 共同声明によると、国際社会は女性の経済的地位の向上や政府の徴税能力強化などアフガンの自立に向けた取り組みを評価。地域に平和をもたらすにはアフガンの安定化が不可欠と改めて確認し、治安面でも支援を続けることを約束した。(共同)