Monday, August 17, 2020 10:33 AM

NY再開発、コロナが影 高級百貨店1年で「終宴」

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染拡大で経営破綻した高級百貨店ニーマン・マーカスはニューヨーク・マンハッタンの大規模再開発の目玉だった。わずか1年で「終宴」し、市街地のにぎわいづくりにも影を落とす。

 「オンラインで注文した?」。7月下旬、マンハッタンの中心部西側の再開発地区「ハドソンヤード」の大型商業施設を訪れると警備員に止められた。施設内に入れるのは購入済みの商品を受け取る客だけだった。

 商業施設は昨年3月に開業。テキサス州ダラス発祥のニーマンにとって、満を持してのマンハッタン進出。上層階の3フロアを占め、大勢の客を招いて祝杯を挙げた。だが今年3月から一時閉鎖。再開せず7月に撤退が決まった。米メディアは「パーティーは終わった」と伝えた。