Wednesday, August 19, 2020 10:15 AM

GoTo感染対策を確認 観光庁、中小施設に重点

 観光庁は19日、観光支援事業「Go To トラベル」に参加しているホテル・旅館を対象に、新型コロナウイルスの感染防止策を確認する2回目の現地調査を始めた。今回は対策が遅れがちな中小施設に重点を置く。不十分な場合は指導、助言する。20日まで。

 観光庁は客の検温、飲食スペースや浴場の人数制限といった対策を宿泊施設に義務付けている。調査対象の施設は北海道から九州までの9地方運輸局、内閣府沖縄総合事務局がそれぞれの管内から抽出した。

 福島市飯坂町にある「松島屋旅館」には、東北運輸局の職員が調査に入った。運輸局の担当者によると、入り口にサーモグラフィが設置され、発熱者を検知した場合は体温計で検温。食事は食堂は使わず、全て客室で提供しており「小規模でも対策を徹底しようとする工夫があった」という。(共同)