Wednesday, August 19, 2020 10:16 AM

強硬な不法移民対策誇示 トランプ氏、国境州訪問

 【ワシントン共同】トランプ大統領は18日、メキシコと国境を接するアリゾナ州で選挙集会を開き、国境の「壁」建設など強硬な不法移民対策をアピールした。同州は11月の大統領選で勝敗の鍵を握る接戦州の一つ。寛容な移民政策を掲げる野党民主党のバイデン前副大統領が政権を取れば、不法移民が殺到すると不安をあおり、支持固めに躍起になった。

 トランプ氏は2016年の前回選挙で公約に掲げた国境沿いの「壁」と呼ぶフェンスが「来週には300マイル(約480キロ)に達する」と強調。中米の犯罪組織を厳しく取り締まり、国外追放にしてきたと訴えた。

 バイデン氏については「不法移民に無料で教育や医療を提供しようとしている」と批判した。