Wednesday, August 19, 2020 10:17 AM
北アフリカも国交正常化か スーダンやモロッコ
【カイロ共同】イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)との国交正常化合意を受け、周辺のペルシャ湾岸諸国だけでなく、モロッコやスーダンなど北アフリカのアラブ諸国も国交正常化に動くとの観測が広がっている。パレスチナ支援という「アラブの大義」は共有するものの、イスラエルと直接の対立はなく、正常化に踏み切れば米国などから支援が期待できるからだ。
スーダン外務省報道官は18日「敵対する理由はない」として正常化に意欲を表明。イスラエルのネタニヤフ首相は「両国は良い未来を築くことができる」と応じた。独裁政権が昨年崩壊し軍民統治が始まったスーダンは、ことし2月にウガンダでイスラエルとの首脳会談を行うなど、既に関係改善の兆しがあった。
スーダンの悲願は、米国によるテロ支援国家指定の解除。親米のイスラエルと関係が改善すれば「テロ国家指定が解除される」(地元紙)との期待がある。また産油国UAEに追随してUAEと関係強化できれば、開発支援が呼び込める。
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