Tuesday, August 25, 2020 10:39 AM

フィリピンの爆発、IS系が声明 南部で市民ら14人死亡

 【マニラ共同】フィリピン南部スルー諸島のホロ島で市民ら14人が死亡した連続爆発で、過激派組織「イスラム国」(IS)東アジア州支部を名乗る勢力が犯行声明を出した。米国のイスラム武装組織監視団体「SITE」の情報として地元メディアが25日、報じた。

 軍はISに忠誠を誓い、スルー諸島を拠点とする過激派アブサヤフの犯行との見方を強めており、関連を調べる。治安当局は今月中旬、南部ミンダナオ島でアブサヤフの指導者の一人を逮捕しており、報復を警戒していた。

 軍によると、爆発は24日に2回発生。市街地に停車していた軍車両近くでバイクに仕掛けられた爆弾が爆発し、約1時間後には付近で女が自爆した。市民6人を含む14人のほか女も死亡。75人が負傷した。