Thursday, October 06, 2016 1:11 PM

ロシア、米のシリア攻撃けん制 政権軍への空爆検討報道で

 ロシア国防省は6日、米国がシリアでアサド政権軍への空爆を検討しているとの報道に言及し、「その結果を注意深く考慮すべきだ」と警告する声明を発表。米国の軍事行動をけん制した。

 ワシントン・ポスト(電子版)は、オバマ政権が、巡航ミサイルや空爆で政権軍の滑走路などを攻撃する選択肢を検討していると報じていた。

 国防省は、ロシアがシリアに高性能地対空ミサイルシステム「S300」を持ち込んだことに触れ、ミサイルが発射された場合、ロシアの防空部隊は発射主体や航跡を特定する時間がないと主張。すぐに反撃する可能性をにじませた。(共同)