Thursday, September 03, 2020 10:12 AM

北朝鮮との対話再開支援 国連の中満氏、連帯訴え

 【ソウル共同】国連で軍縮担当上級代表を務める中満泉事務次長が3日、韓国国防省主催の「ソウル安保対話」に参加し「朝鮮半島での持続可能な平和実現は容易ではないが、不可欠だ」と述べ、北朝鮮と国際社会の対話再開を国連として支援する意思を示した。

 中満氏はニューヨークからオンラインで参加し「国連は膠着状態の打破につながる(北朝鮮との)創造的な協力分野に関与する用意がある」とした。具体例は挙げなかった。安全保障理事会の常任理事国である米中の対立を念頭に「安保理の連帯」の重要性も訴えた。

 南北や米朝首脳会談につながった2018年の外交努力は「対話と交渉による平和的解決は可能だという期待を高めた」と評価。関係国が今後も粘り強い努力を続け、北朝鮮は安保理決議を順守する必要があると語った。