Thursday, September 03, 2020 10:14 AM
ワクチン共同出資に76カ国 日独など、世界普及に道
【ジュネーブ共同】新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に各国が共同出資・購入する枠組み「COVAX(コバックス)」に、日本やドイツなどの先進国を中心に76カ国が参加を表明したことが3日分かった。ワクチンが実用化された際に、資金力がない発展途上国が入手できなくなる事態が懸念されてきたが、参加表明が相次いだことで世界的な普及に道筋が付く見通しとなった。
途上国へのワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」(本部・スイス西部ジュネーブ)が共同通信の取材に明らかにした。当初の予定では、参加表明の期限は8月31日だったが、9月18日まで延長。Gaviは米国や中国など、これまで意思表明をしていない国とも交渉しながら、さらなる参加を呼び掛けている。
Gaviの担当者は、既に76カ国が参加表明したことを「素晴らしい」と歓迎。参加国は10月9日までに人口20%分のワクチン代金の15%相当額を前払いし、これが開発に充てられる。
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