Friday, September 04, 2020 10:45 AM

選手入国や移動ルール化 五輪コロナ対策策定へ

 政府は4日、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックに向け、新型コロナウイルス対策を検討する調整会議の初会合を首相官邸で開催した。東京都や大会組織委員会と連携し、入国する選手らの水際対策や日本国内の移動に関するルールなど安全に大会を運営するための具体策を協議。計5回の会合を経て年内をめどに中間報告を示す。

 五輪・パラの開催可否を巡って世論が大きく割れている現状を踏まえ、実現可能な対策を国内外に提示できるかどうかが焦点で、開催判断に影響を与える可能性もある。

 会議の議長に就任した杉田和博官房副長官は「安心安全な大会運営を実現する観点から、実効的な対策を綿密に検討して実行に移す」と強調。出入国管理、検査・医療体制、会場運営の総合的な調整が重要だとの認識も示した。(共同)