Friday, September 04, 2020 10:46 AM

米失業率、8.4% 8月、就業者137万人増

 【ワシントン共同】米労働省が4日発表した8月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、失業率は前月から1.8ポイント低下し8.4%となった。4カ月連続で改善したが、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず高止まりが続いた。

 経済活動の再開に伴う職場復帰などが進み、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は137万1000人増加。感染拡大による再度の活動規制の影響もあり、雇用回復の勢いは緩やかだ。

 8月は国勢調査のための臨時雇用などで政府部門が34万4000人増えた。大きな打撃を受けた外食も増加を続けたが、雇用者数の水準は感染拡大前の2月にはほど遠い状況だ。フルタイムの職が見つからず短時間の仕事に就く人が目立ち、恒久的な失業が増加した。