Tuesday, September 08, 2020 10:37 AM

豪に海中美術館オープン サンゴの保護、復元訴え

 【シドニー共同】オーストラリア北東部沖にある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフにこのほど海中美術館がオープンした。気候変動に伴う海水温上昇の影響による白化現象などで成長率低下が報告されているサンゴの保護や復元の重要性を訴えるのが目的で、世界的に有名な英彫刻家ジェイソン・デカイレス・テイラー氏の作品が展示されている。

 海中美術館は北東部タウンズビルの沖約80キロにあり、8月1日にオープン。水深約18メートルの海底に、サンゴの温室などの建造物や植物のモニュメントのほか「サンゴの守護者」として人を模した彫刻20体が展示され、ダイビングをしながら鑑賞することができる。作品は海洋生物に悪影響を与えないステンレス鋼など特殊素材でできており、長い年月をかけて展示作品にサンゴが繁殖し、魚のすみかとなることが期待されている。

 海中美術館は今後拡張される予定で、来年にはグレートバリアリーフにあるパーム島とマグネティック島の近海でもテイラー氏の作品が展示される。