Wednesday, September 09, 2020 10:16 AM

ドコモ口座、18行連携停止 地銀被害、全容把握急ぐ

 NTTドコモは9日、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出しが見つかったとして、既に被害が出た銀行を含む計17行の口座との新規のひも付けを停止したことを明らかにした。ゆうちょ銀行も停止を発表し、計18行となった。少なくとも地方銀行6行で被害が確認されており、ドコモは全容の把握を急ぐとともに、預金引き出しに必要な本人確認の厳格化などを検討する。

 第三者が、連携している銀行の預金者名義で勝手にドコモ口座を開設。何らかの手口で盗み出した預金者の口座番号や暗証番号を使ってひも付けをし、預金残高の一部をドコモ口座に入金(チャージ)したとみられる。

 これまでに七十七銀行(仙台市)、東邦銀行(福島市)、滋賀銀行(大津市)、紀陽銀行(和歌山市)、鳥取銀行(鳥取市)、中国銀行(岡山市)で被害が確認された。(共同)