Thursday, October 06, 2016 5:42 PM

核禁止求め56万人署名提出 国連へ被団協

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の藤森俊希事務局次長(72)=長野県茅野市=は6日、ニューヨークの国連本部を訪れ、核兵器禁止条約制定を求める約56万人分の署名を国連総会第1委員会(軍縮)に提出した。

 第1委議長を務めるアルジェリアのサブリ・ブカドム国連大使は「被爆者の核廃絶への決意と貢献を理解している。あなたは全ての人間にとって希望の源だ」と述べた。藤森さんは「議長が署名を正面から受け止めてくれて感謝している」と語った。

 藤森さんはニューヨーク滞在中、各国の政府代表部に条約制定の必要性を精力的に訴え、ニカラグアやマレーシア、エジプトの政府関係者も署名に加わった。(共同)