Thursday, September 10, 2020 10:23 AM

合流新党代表に枝野氏 「国民の選択肢に」

 立憲民主、国民民主両党などが結成する合流新党の代表選が10日午後、東京都内のホテルで行われ、立民の枝野幸男代表(56)が初代代表に選出された。国民の泉健太政調会長(46)との一騎打ちを制した。得票率は7割を超え、陣営が「圧勝」の目安とした3桁の大台に乗った。党名は投票の結果「立憲民主党」に決まった。枝野氏は選出後「ここから本当の戦いが始まる。国民の選択肢になる」と述べ、政権交代を目指し与党と対決する決意を表明した。15日に結党大会が開かれる。

 16日には臨時国会で安倍晋三首相の後任首相が選ばれる。自民党総裁選で優勢の菅義偉官房長官が就く見通し。7年8カ月続いた安倍政権下の「1強政治」に代わる新体制が与野党で始動する。

 代表選は新党に参加する国会議員149人が投票し、枝野氏は107票を獲得。泉氏は42票だった。党名は立憲民主党に94票が集まった。2位は「民主党」54票だった。(共同)