Friday, September 11, 2020 10:20 AM
マイクロソフトも2画面スマートフォンを市場投入
マイクロソフト(Microsoft)は10日、折りたたみ式2画面の新型スマートフォン「サーフェス・デュオ(Surface Duo)」の出荷を開始した。価格は1399ドル。
CNBCによると、サーフェス機種として初めてグーグル・アンドロイドOSを搭載したサーフェス・デュオは、両画面を合わせると約8.1インチの大きさとなり、タブレットとしても使えるのが特徴だ。両画面の接続部分の蝶番(ちょうつがい)はほぼ360度の回転幅を持つ。
ディスプレイはAMOLED(active-matrix organic light-emitting diode)で、チップはスナップドラゴン(Snapdragon)855、メモリーは6GB。開いた場合の大きさは145.2×186.9×4.8mm、閉じた場合は145.2×93.3×9.9mm、重さは約250g。
2画面スマートフォンは、韓国のサムスンとLG、中国の2社も出している。
サーフェス・デュオは、高額さに加え、オフィオス365といった生産性アプリケーションを使えることから、電子端末愛好家や仕事に使いたい人向けの多機能高級機種だ。携帯電話機事業で完敗を続けてきたマイクロソフトが、同市場において存在感を示したいという思いを捨てきれていないことを想像させる新製品といえる。
ただ、1)約1400ドルという高額設定、2)無線充電に対応していない、3)モバイル財布機能用のNFC(Near-Field-Communication)を搭載していない、4)約1400ドル払ってもストレージが128GB(1499ドルの上位機種では256GB)しかない、5)その価格帯なら当然の仕様である耐水設計でない、ことを考慮すると、売れ行きを楽観視できない可能性は高いといえる。
【https://www.cnbc.com/2020/09/10/microsoft-surface-duo-review-great-hardware-design-but-lots-of-compromises.html】