Friday, September 11, 2020 10:44 AM
中印、緊張緩和で一致 係争地巡り外相会談
【ニューデリー、北京共同】インドのジャイシャンカル外相と中国の王毅国務委員兼外相は10日、訪問先のモスクワで会談し、インド北部の係争地域で続く軍事的緊張を緩和させるため、双方の部隊が接触を避けて「必要な距離を保つ」べきだとの認識で一致した。両国政府が発表した。
今後、実際に両軍部隊の撤収につなげられるかどうかが焦点となる。両外相は会談で、中印が緊張緩和に向けた話し合いを継続し「互いに事態をエスカレートさせる行動を避ける」ことが必要だとの見方を確認した。現地の緊張が緩和すれば、信頼醸成のための新たな対策も確立させる。
インド軍と中国軍はラダック地方で5月初旬からにらみ合い、6月に起きた衝突ではインド兵20人が死亡。8月末からは同地方にある湖の南岸でも対峙し、1962年の国境紛争以来とされる緊張状態にある。
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