Friday, September 18, 2020 10:07 AM

最も好評な先進技術はカメラ〜新車機能、全体ではボルボ

 自動車メーカーのさまざまな先進技術で、最も好評なのはカメラであることを、JDパワーが明らかにした。

 オートモーティブ・ニュースによると、JDパワーの調査は2020年型モデルを購入して90日後の所有者が対象で、8万2527人が回答した。特に高級車オーナーは、6つの調査項目のうち5つでカメラ関連の機能を最も高く評価した。

 高級車オーナーから最高の評価を得たのはカメラ式バックミラーで、次はグラウンドビューカメラだった。大衆市場分野でも、先進カメラ/視認技術の中ではカメラ式バックミラーの機能評価点が最も高く、次に透明トレーラービュー・カメラ、グラウンドビュー・カメラが続いた。これらの機能が付いている車のオーナーの75%近くは、次も絶対にカメラ式バックミラー付きの車が欲しいと答えた。

 一方、高級車オーナーに不評だったのは、ノブや画面に触れるのではなく手の動かし方でさまざまな車内機能を操作するジェスチャー制御だった。評価は圧倒的に低く、問題発生率は新車100台当たり36件と、2番目の問題の2倍以上だった。

 イノベーションの総合評価が最高だったのはボルボで、1000点満点中617点を獲得した。評価には先進技術に対するオーナーの好感度や、新車購入後90日の問題発生率などが含まれる。高級車ではBMW、キャデラック、メルセデスベンツ、ジェネシスなどが続いた。

 大衆ブランドの首位は現代自動車(556点)で、スバル、起亜、日産、ラムが続いた。

 今回の調査からテスラが加わり、593点という2番目の高評価を得たが、同社は15州で所有者調査の許可を出さなかったため、公式順位には含まれていない。