Monday, September 21, 2020 10:25 AM
絶滅前に魚の摂取低下か コウノトリ、近年昆虫多く
国の特別天然記念物コウノトリの羽毛から食性を分析した兵庫県立大(神戸市)の研究チームは、1950年代まで摂取量が豊富だった魚類の割合が60年代に低下したとの推定結果を21日までにまとめた。コウノトリは国内で71年に絶滅。野生復帰後の2000年代は昆虫類に偏っていたことも分かった。食性の変化は絶滅の原因の一つと考えられている。
魚類と比べると昆虫類はカロリーを十分に取ることが難しく、チームは「魚類が生息する環境の整備を、さらに進める必要がある」と指摘する。
チームは1930〜50年代の剥製標本5体と、60年代の剥製標本4体の羽毛に含まれる炭素と窒素の安定同位体を分析。餌となるボラやドジョウ、昆虫に含まれる安定同位体と比較することで、食性を調べた。その結果、60年代の羽毛では、ボラなど淡水と海水が混じり合う場所に生息する汽水魚の割合が低いことが分かった。(共同)
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