Monday, September 21, 2020 10:25 AM

偽訴訟詐欺、封書相次ぐ 愛知、はがきから変更?

 「民事訴訟が起こされたので取り下げ費用が必要」などとする虚偽文書を封書で送って現金を要求する特殊詐欺の手口が、愛知県で目立っている。これまでは主にはがきが使われていた手法だが、報道などで注意喚起が進み、詐欺グループが切り替えた可能性がある。「はがきによる催促は詐欺」と逆手に取ったような記述もあり、県警は注意を呼び掛けている。

 県警によると、1月から8月末までに、こうした封書が届いたとの相談が約1300件寄せられ、地域的にも県内全域に及ぶ。特に7月は602件と集中した。

 宛先ははがきと同じく50歳以上の女性が多く、名前と住所が印刷された白地のシールが貼られている。郵便局の窓口で大量に差し出す「料金後納郵便」と、切手を貼ったものがあり、切手を貼った封筒の一部には「松田」や「二宮」など神奈川県内の消印が押されていた。(共同)