Wednesday, September 23, 2020 10:15 AM

日銀、企業支援策延長検討 首相と会談で連携確認

 日銀の黒田東彦総裁は23日記者会見し、新型コロナウイルスに対応した企業の資金繰り支援策について、2021年3月末までとしている期限の延長を検討する方針を明らかにした。「必要と判断すれば延長も十分あり得る」と説明し、期限を待たずに適切な時期に結論を出すと表明した。

 黒田氏は会見に先立ち、菅義偉首相と首相就任後初の会談に臨み、政府、日銀が今後も連携して政策運営に当たることを確認した。

 同日、オンラインで実施した大阪の企業経営者らとの懇談では、資金繰り支援などに関し、政府との連携が効果を発揮していると強調した。「極めて緩和的な金融環境を維持する必要がある」と指摘し、状況が悪化した場合にはちゅうちょなく追加緩和に踏み切る意向を示した。(共同)