Thursday, September 24, 2020 10:31 AM

ガソリン車、販売禁止へ カリフォルニア州、35年までに

 【ロサンゼルス共同】カリフォルニア州のニューソム知事は23日、ガソリン車やディーゼル車の新車販売を2035年までに事実上禁じる行政命令に署名した。州内で販売される新車の乗用車は排出ガスを出さないゼロエミッション車とすることが義務付けられる。地球温暖化対策の一環で、日本の自動車メーカーの販売戦略にも影響が出そうだ。

 英国、フランスなども既に同様の施策を打ち出しており、脱「化石燃料車」の流れが一段と加速する可能性がある。

 人口約4000万人を抱えるカリフォルニア州は世界の国と比較して5位に相当する経済規模を誇る。米メディアによると、全米の販売の11%を占める米国最大の自動車市場。地元業界団体によると、カリフォルニア州の19年の新車登録台数は約209万台で、日本車が46%と最大のシェアを占める。