Friday, October 07, 2016 1:07 PM

米経済「理想的状況に近い」 フィッシャーFRB副議長

 米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は7日、この日発表の9月の雇用統計の内容は、インフレなき経済成長が続く理想的な状況に近いと指摘した。ワシントンで開かれた国際金融協会の年次総会で経済と規制に関するディスカッションに参加して語った。ロイター通信が伝えた。

 副議長は就業者数の伸びは、労働参加率を伴い「失業率の継続的な下落と完全に一致している」と述べた。

 経済状況に関しては、保護主義の台頭が成長に水を差しかねないと懸念。所得格差は国レベルで教育システムを充実することによって対処すべき問題だと強調した。(共同)