Monday, October 05, 2020 10:25 AM

インド太平洋で連携強化へ 日米豪印きょう外相会合

 日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国外相が6日、東京都内で会合を開く。4カ国が共有する「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けた連携強化を確認する。地域で影響力を増す中国をけん制する狙いがあり、どの程度強いメッセージを発信できるかが焦点だ。菅義偉首相は就任後、初となるポンペオ米国務長官との会談を予定している。

 4カ国外相は昨年9月にニューヨークで初会合を開き、今回が2回目。新型コロナウイルスの感染拡大後、日本で開催される初の閣僚級国際会議となる。ポンペオ氏と茂木敏充外相、オーストラリアのペイン外相、インドのジャイシャンカル外相が出席する。

 東シナ海と南シナ海で海洋活動を活発化させる中国を念頭に、地域情勢を協議するほか、質の高いインフラ整備や海洋安全保障、テロ対策に関し意見交換する。年1回をめどに定例化を目指す。(共同)