Tuesday, October 06, 2020 10:40 AM

不動産マネー、映像事業に 新型コロナで巣ごもり需要

 【ニューヨーク共同】日本でも人気のドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」が撮影されたニューヨークの有名スタジオを、米不動産投資ファンドが5億ドル(約530億円)で買収した。新型コロナウイルス感染拡大で、自宅で楽しめる動画配信サービスが急成長。視聴者を引きつける独自の映像コンテンツの確保が課題となっており、スタジオの需要拡大が見込めると判断したようだ。

 対照的に、小売りや観光の施設はコロナ禍による来場客数減少で収益性が低下し、不動産投資の魅力が薄れたと指摘されている。米メディアは不動産へのマネーの流れが変化している「象徴的な動き」と伝えた。

 スタジオの名称は「シルバーカップスタジオ」。ロサンゼルスに拠点を置くハックマン・キャピタル・パートナーズが買収した。