Friday, October 07, 2016 5:47 PM

トルコ外交官3人亡命申請 クーデター未遂で独に

 南ドイツ新聞(電子版)は7日、クーデター未遂を受けたトルコのエルドアン政権による大規模な粛清に関連し、トルコ外交官3人がドイツで亡命申請したと報じた。3人は、エルドアン政権がクーデター未遂の黒幕と断定する在米のイスラム指導者ギュレン師との関連が疑われている。

 3人の亡命申請を認めれば、難民流入抑制策などで協力しているエルドアン政権との関係が悪化するのは必至で、ドイツのメルケル政権は難しい判断を迫られている。

 同紙によると、エルドアン政権は粛清の一環で、ドイツにいる外交官8人の外交旅券を無効とした。これを受け、在ベルリンのトルコ大使館の駐在武官ら3人が亡命申請。ドイツ政府は3人の申請について、まだ結論を出していないという。(共同)