Monday, October 19, 2020 10:21 AM
米高官がシリア訪問と報道 10年ぶり、人質解放交渉か
【ワシントン共同】ウォールストリート・ジャーナルは18日、トランプ政権の対テロ担当の高官が今年、人質解放の秘密交渉のためシリアを訪問していたと報じた。詳しい時期は不明。同紙によると、両国高官のシリアでの対話は2010年以来10年ぶり。
米国はシリアのアサド政権による反体制派デモ弾圧を受け、12年に同国と国交を断絶している。トランプ大統領は再選を狙う11月の大統領選に向け、海外で拘束された米国人の解放を実績として打ち出しており、投票日まで約2週間に迫る中、交渉を急いでいる可能性もある。
同紙によると、シリアを訪問したのはホワイトハウスでテロ対策を担うパテル氏。12年にシリアで行方不明になった米国人記者ら、アサド政権に拘束されているとみられる米国人少なくとも2人の解放を求め、シリア側と協議したとしている。
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