Tuesday, October 20, 2020 10:42 AM

プラごみリサイクル義務化 大量排出の事業者対象

 環境、経済産業両省は20日、包装資材や建材などのプラスチックごみを大量に排出する事業者に、リサイクルを義務付ける方針を明らかにした。現在は工場やオフィスから出るプラごみの大半が焼却処分されている。家庭ごみと同様に分別を促し、資源循環を進める。来年の通常国会に関連法案を提出し、早ければ2022年度からの適用を目指す。

 義務付け方針は両省が20日の有識者会議で示し、おおむね了承された。

 大量に排出する事業者は「プラスチック資源」として分別し、リサイクル業者に引き渡すこととする。中小事業者にもリサイクルを促すが、義務付けはしない方向だ。義務化の対象など具体案は今後詰める。(共同)