Wednesday, October 21, 2020 10:36 AM

重み増すペンシルベニア 両陣営、総力戦で臨む

 【ワシントン共同】大統領選の勝敗を左右する激戦州のうち、ペンシルベニア州の重みが増している。全50州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人の争奪戦である大統領選で、過半数獲得の分水嶺になるとの見方があり、共和党のトランプ大統領、民主党のバイデン前副大統領の両陣営とも、総力戦で臨んでいる。

 「バイデンは税金を2倍、3倍、4倍にする」。トランプ氏は20日、ペンシルベニア州エリーで開いた集会をバイデン氏批判から始めた。フロリダ州と並び、落とせば再選が困難になる州だけに必死さがにじんだ。

 ペンシルベニア州では前回、トランプ氏が劣勢をはね返して0・7ポイント差で民主党のクリントン元国務長官に勝利。今回も各種世論調査の平均支持率でバイデン氏に3〜4ポイント差で先行されているが、同様に逆転を狙う。22日は次男エリック氏が州内で集会を予定し、一家総動員の運動を展開している。