Thursday, October 22, 2020 10:23 AM

映像進化、ゴルフに影響 新鋭見返して2打の罰

 18日まで千葉県で行われたゴルフの国内最高峰、日本オープン選手権で、河本力(日体大)が1打差2位で迎えた最終日の朝に、前日の「誤所からのプレー」による2罰打を科された。担当者が映像を見返す中で気付き、本人を呼んで確認。発達する映像技術がゴルフに影響を与えている。

 問題は第3ラウンドの13番グリーン。マークより3センチほどカップ寄りに球を置いてパットしたとされた。「気持ちが高ぶっていた。意識せずにやっていた」と河本。優勝を争っていた有望アマチュアは3打差3位に後退して出発し、最終的に3打差5位だった。

 映像に基づく「摘発」は技術の進歩とともに議論を呼んできた。2017年の女子メジャーでは最終ラウンド中に、レキシー・トンプソン(米国)が前日のプレーを理由に4打の罰を科され優勝を逃した。テレビ視聴者の指摘が発端だったため、タイガー・ウッズ(米国)が「視聴者は審判員になるべきではない」と述べるなど批判が起きた。(共同)