Tuesday, October 11, 2016 10:44 AM

クリントン氏、リード拡大 窮状深まるトランプ氏

 ウォールストリート・ジャーナル紙とNBCテレビが10日公表した大統領選の共同世論調査によると、民主党候補クリントン氏(68)が共和党候補トランプ氏(70)との支持率の差を11ポイントに広げ、これまでの選挙戦で最大級の差をつけた。トランプ氏の女性蔑視発言が響いたとみられ、共和党有力者がトランプ氏の敗北を事実上認めるなど、同氏の窮状が深まった。

 世論調査は発言が報じられた後の8、9日に実施。支持率はクリントン氏46%、トランプ氏35%。最近の他の世論調査では、クリントン氏のリードは1桁台にとどまっていた。

 9日の第2回討論会でトランプ氏は、過去に「有名人なら女は何でも許してくれる」などと語ったことを謝罪。クリントン氏の夫ビル・クリントン元大統領の女性スキャンダルを取り上げて反撃しながら「もっと大きな問題を議論すべきだ」と訴えたが、有権者の受け止めは厳しいようだ。共同)