Friday, October 23, 2020 9:53 AM

秋山、前田がGグラブ候補 「日本人で守備は武器」

 【アーリントン共同】大リーグで守備のベストナインに相当するゴールドグラブ賞の最終候補が22日に発表され、レッズの秋山翔吾外野手がナ・リーグの左翼手部門で、ツインズの前田健太投手がア・リーグの投手部門で最終の3人に入った。日本選手の受賞はこれまでマリナーズ時代に外野手で10年連続選出されたイチローだけで、結果は11月3日(日本時間同4日)に公表される。

 メジャー1年目の秋山はプロ野球西武時代にゴールデングラブ賞を6度受賞した実力を、本来の中堅だけでなく左翼でも発揮した。新たな守備位置に当初は不安もあったというが、開幕前には違和感が消え「前向きにやれた」という。安定したプレーが光り「日本人としては、守備はメジャーで戦う上で一つの武器だと思う」と語った。

 外野を指導するピクラー・コーチは、西武時代と比べて本拠地球場が人工芝から天然芝、ドームから太陽が視界に入りやすい環境に変わったと指摘。「プロとしての意識の高さや準備の周到さを物語っている」と適応力に感心した。