Friday, October 23, 2020 9:55 AM

GSに罰金29億ドル 司法省、1MDB汚職事件

ゴールドマン・サックス(GS)が罰金など約29億ドル(約3000億円)を支払うことに合意したと発表した。マレーシア政府高官らに金銭を渡したとして、外国での贈賄を禁じる海外腐敗行為防止法の違反を認定した。

 罰金支払いの対象は米国や英国、シンガポールなどの当局。贈賄は1MDBの関連業務を獲得するためで、2009〜14年にかけ16億ドルに上った。事件の舞台となった1MDBの債券の引受業務に絡み、6億ドル超の手数料収入を得ていた。

 GSのソロモン最高経営責任者(CEO)は声明で「事実を受け入れ和解した」と述べた。米メディアによると、GSはソロモン氏ら経営幹部の報酬を減額し、退任した幹部にも一部返還を求める。