Monday, October 26, 2020 10:07 AM

特殊作戦用が海自護衛艦に オスプレイ、日米演習で

 米軍横田基地(東京都福生市など)に配備されている輸送機CV22オスプレイ2機が26日、四国沖で海上自衛隊の護衛艦「かが」に着艦した。同日から始まった日米共同統合演習「キーン・ソード」に合わせた部隊視察のため、防衛省の制服組トップ山崎幸二統合幕僚長と在日米軍のシュナイダー司令官が搭乗した。

 CV22は特殊作戦部隊の兵員や物資の輸送が主な機能。将来的な自衛隊への導入も視野に、日米の制服組幹部が乗り込み、運用実績を作る狙いがあるとみられる。

 日本国内でオスプレイは、米軍が横田基地にCV22を5機、沖縄県の普天間飛行場に海兵隊仕様のMV22を24機配備している。陸上自衛隊も、千葉県の木更津駐屯地にV22を2機暫定配備。陸自V22は計17機導入し、最終的に佐賀市の佐賀空港を拠点にする計画だ。(共同)