Tuesday, October 11, 2016 5:47 PM

NY株、200ドル大幅反落 業績懸念と原油安

 11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反落し、前日比200.38ドル安の1万8128.66ドルで取引を終えた。下げ幅は約1カ月ぶりの大きさだった。四半期決算の発表本格化を前に企業業績に対する懸念が強まった。原油価格の下落も投資家心理を冷やした。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数も81.88ポイント安の5246.79と終値で3週間ぶりの安値をつけた。

 11日にアルミ大手アルコアが発表した四半期決算が市場予想を下回る内容だったことをきっかけに、大手企業の業績を不安視する売り注文が広がった。ニューヨーク原油先物相場が反落してエネルギー関連株が売られたことも響き、ダウ平均の下げ幅は一時270ドルに迫った。(共同)