Monday, November 02, 2020 9:17 AM

田中、QOは提示されず 全球団との交渉解禁

 【ニューヨーク共同】大リーグは東部時間1日午後5時(日本時間2日午前7時)にフリーエージェント(FA)になった選手と旧所属球団との独占交渉期限を迎え、ヤンキースからFAの田中将大投手(32)は「クオリファイング・オファー(QO)」を提示されず、日本を含む全球団との交渉が解禁となった。

 QOは旧所属球団がFA選手に対し、今季の年俸上位125選手の平均額である規定の1890万ドル(約19億8000万円)で単年契約を求める制度。新型コロナウイルス禍で球団経営が厳しい状況で、まずはヤンキースが田中に単年とはいえ高額なQOを提示するかどうかが焦点になっていた。ヤンキースは今後も交渉可能。

 マリナーズからFAの平野佳寿投手もQO提示を受けなかった。受けた選手は今季、レッズで最優秀防御率に輝いた先発右腕バウアー、ヤンキースで首位打者の内野手ラメーヒューら6人。11日までに受諾か拒否かを返答する。