Thursday, November 05, 2020 9:04 AM

動画配信企業から資金拠出 カナダ、放送法改正へ

 【ニューヨーク共同】カナダ政府は4日までに、インターネットで動画や音楽を配信している企業に対し、カナダでのコンテンツ制作への資金拠出を義務付けることを柱とした放送法改正案を発表した。外国企業が手掛けるオンラインサービスの利用が広がる中、自国の映画や音楽産業を支援する。

 カナダでは1991年以来、約30年ぶりの放送法の大幅な改正となる。動画配信業者などを「オンライン放送局」として規制対象に含むことを明確化した。

 ネットフリックスやウォルト・ディズニー、スウェーデンのスポティファイなどが規制対象になるとみられる。カナダ政府は、オンライン放送局は2023年までに8億カナダドル(約640億円)以上を拠出する必要があるとの試算を示した。