Monday, November 09, 2020 9:10 AM

バブル後高値2日連続更新 東証、バイデン氏勝利で

 週明け9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)終値は、前週末比514円61銭高の2万4839円84銭となり、バブル経済崩壊後の終値ベースの最高値を2営業日連続で更新した。1991年11月5日以来、約29年ぶりの高値となる。上げ幅は一時600円を超える場面があった。米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利を確実にし、市場に安心感が広がった。

 取引時間中の高値も2万4962円80銭と29年ぶりの水準となった。6月以来となる5営業日続伸となり、5日間で計1862円71銭上昇した。東証株価指数(TOPIX)は23.41ポイント高の1681.90。出来高は約12億2700万株。

 米主要メディアは大統領選でバイデン氏が勝利を確実にしたと報道した。次期大統領が決まらない「政治空白」が避けられるとの見方から、取引開始直後から買い注文が広がった。9月中間決算で市場予想を上回る好業績を発表した国内企業や、通期業績見通しを上方修正した企業が買われた。午後になると上海や香港などのアジア株が高く推移したことを好感し、平均株価は上げ幅を拡大した。(共同)