Thursday, November 12, 2020 9:33 AM

柔道国際大会、年内は断念 IJF、コロナ禍悪化で

 【ロンドン共同】国際柔道連盟(IJF)は11日、新型コロナウイルスの世界的な感染状況悪化のため、年内の主要国際大会開催を断念すると発表した。女子52キロ級の阿部詩(日体大)ら東京五輪代表数人が出場を検討していた12月のグランプリ・ザグレブ大会も中止。

 これで日本勢の国際大会派遣は来年に持ち越し。全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は「世界情勢を考えれば、ある程度予想できた。動揺することなく、準備を進めていく」と受け止めた。

 IJFは10月のグランドスラム・ブダペスト大会で8カ月ぶりに主要国際大会を再開。だがロックダウン(都市封鎖)する地域が再び増えたことから、来年1月のマスターズ大会(カタール)実施へ注力するという。